【ツール】WindowsとMacでマウスを往き来させたい!【shareMouse】
お久しぶりです。アザラシです
自分の作業環境はmacとwindowsがどちらもあるのですが
普段はWindowsを使ってmacの作業をするときは、macにキーボードとマウスを差し替えて・・・
のような事をしていました。(一時期切り替え機なども使ってはいました)
ただ出来れば切り替え機でポチポチ押して切り替えたりすることせずに
WindowsからMacにマウスの移動がしたい!とおもったときに
Mouse without borders だと win間の移動しかできないしなぁ・・・となりました。
WindowsとMac間で移動するにはどうしたらいいもんかと
調べていたところ、shareMouseというソフトを見つけたので
今回はそちらの使い方やレビューになります!
0.どんなソフト?
■ 本家のリンク
https://www.sharemouse.com/
windowsとmacどちらにもインストールすることで、ローカルネットワーク上に
存在すればマウスの往来とキーボードの切り替えが出来るようになるソフトです。
他にもクリップボード(ctrl + c)を共有出来るようになったり
ファイルのドラッグアンドドロップも出来るようになります。結構便利!
ちなみに自分の今のディスプレイ環境は
こんな感じになっていて、shareMouseを使うと winからmacのモニターにマウスを移動すると
macの方に操作が移るようになります。いいねぇ~
ちなみにwin同士の操作の切り替えももちろん出来ます。
利用するには、WIndows側とMac側にソフトをインストールしている必要があるのと
同じローカルネットワーク上に存在する必要があります。
ソフトが有料なのか無料なのかが結構気になるところだとは思いますが
フリー、スタンダード、プロフェッショナルの3バージョンが存在し
一応フリーでも使うことは出来ます。(フリー版は30分でソフトの再起動が必要)
バージョン毎の機能などは後ほど詳細に記載します。
1. インストールしよう
■ ダウンロードページ
https://www.sharemouse.com/download/
今回はWin と Macで切り替える前提で進めるので、Windowsでは
WindowsDownload ボタンをクリックし、MacではMacDownloadのボタンをクリックし
それぞれのPCにダウンロード & インストールを行います。
1.1 Windowsへのインストール
Windowsのインストールではダウンロードした物を素直にインストールすれば問題無いですが
自分の時は途中で権限がないよのようなエラーメッセージが出たので
インストールするときはインストールファイルを右クリックで管理者として実行すると良いかもしれません。
インストールが終わっていれば、常駐ソフトとして実行されているかと思います。
これが表示されていればいったんは大丈夫です。
1.2 Macへのインストール
Macへのインストールでは、通常のインストール同様実行するとアプリフォルダに移動してね
みたいなウィンドウがでるのでそれに従ってD&Dを行います。
LaunchPadから、ShareMouseを実行して常駐ソフトの欄に上記が表示されていれば一旦OKです。
1.3 設定をしよう!
設定について一旦WIndows側で設定を行います。今から行う物はwindowsでもmacでも
どちらで設定しても問題ありません。
1.3.1 ディスプレイのレイアウト設定
常駐欄からShareMouseのボタンをクリックして、MonitorManager を押します。
macとwindows双方に正しくインストール出来ていれば、macのディスプレイが表示されています。
モニターマネージャーでは、モニターの位置を設定できて別のPCのモニターをどこに配置するかの
設定を行えます。実際のモニターの位置と合わせるのがいいかと思います。
モニターの位置の設定は、マウスで位置を移動出来ます。
1.3.2 そのほかの設定
先ほどの常駐ところから Settings をクリックします。
英語・・・は自分はぶっちゃけ得意ではないので、Google先生の翻訳カメラで翻訳して貰った内容から
多分こういう事だろうという説明していきます。
1.3.3 Switching の設定
画面の切り替え周りに関する設定です。
■ Switching options
ディスプレイ切り替え周りの項目
Eqaulize display dimensions : モニター境界の平均化
特に入れなくても困ってないので境界判定周りで困ったら入れてみるのがいいのかも?
Wrap mouse pointer around displays : マウスポインターが一番端に行ったときに、反対側の端に移動する
右端->左端 の感じでループが出来るようになる設定のようです。
QuickJump hotkey : 別のクライアント画面にマウスを移動するホットキーの設定
Display layout toggle-hotkey : 別のディスプレイ レイアウトに変更するホットキーの設定です。
MonitorManagerで別のレイアウトを作っている場合、他のレイアウトに変更出来るホットキーです。
Enable/disable ShareMouse : シェアマウスの有効/無効を切り替えるホットキーの設定です。
■ Prevent switching between displays
ディスプレイ間の切り替え防止項目
In full-screen program windows : windowsでフルスクリーンアプリを使用している場合
In maximized program windows : windowsで全画面に広げたアプリを利用している場合
In display corners : ディスプレイの角からの切り替え
Without XXXX is being pressed : 特定のキーを押している間
While working in specific programs : 特定のプログラムを起動している間
こちらはチェックを入れると、アプリの選択をする画面がでるのでそこで設定出来ます。
Double tap display border to override switch prevention : 画面の境界をダブルタップすることで
画面の切り替えの有効/無効を切り替える。
現状は灰色になっていますが、多分タッチディスプレイとかの場合は使える?
1.3.4 Exchange の設定
クライアント同士での共有周りの設定です。
■ Data exchange
データ交換周りの設定
Allow Drag & Drop : クライアント同士での ドラッグアンドドロップを許可するか
Insert remote clipboard with hotkey : 別のクライアントのクリップボードを貼り付ける時のホットキーの設定
■ Sync remote events on this PC
別のクライアントと同期する設定
Shutdown : シャットダウンを行ったら別のクライアントもシャットダウンする
Suspend mode : スリープを行ったら別のクライアントもスリープする
Lock PC : ロックを行ったら別のクライアントもロックする
Screensaver : スクリーンセーバーを実行したら別のクライアントもスクリーンセーバーを実行する
Unlock/Login : アンロック、ログインを行ったら別のクライアントもアンロック、ログインをする
Synchronize keyboard language layout : キーボードレイアウトを共有する
1.3.5 Output
スクロールやマウスのスピード周りの設定です。
Vertical scroll speed : 縦のスクロールの設定
Horizontal scroll speed : 横のスクロールの設定
Mouse speed : マウスの速度
Draw cursor(if invisible) : カーソルの描画(表示されない場合)
Use relative mouse positions : マウスの相対位置を利用
1.3.6 : Network
■ Security
セキュリティ周りです。
Only clients with the same password can connect to this client : クライアント同士同じパスワードを利用している場合接続出来る設定です。
■ Local network configuration
ローカルネットワークの設定。以下の設定は上級者向けです。
Preferred network adapter by this ShareMouse installation : どのネットワークアダプターを使うか
TCP port : 利用するTCPポート
UDP port : 利用するUDPポート
Use IPv6 : ipv6を利用する
1.3.7 Clients
現在接続されているクライアントが表示されます。
1.3.8 Internet
アップデート等の設定周りです。
Online-Check for updates : アップデートがあるかのチェックを行うかの設定です。
Install free updates automatically : 無料で行えるアップデートを自動で行うかの設定です
Proxy Settings : プロキシ周りの設定ですが、必要が無ければしなくても大丈夫です
1.3.9 Misc
その他の設定
Panic key : リモートコントロールのキャンセルキー
Double-press required : 二度押しが必要
よくわからなかった
Interpret as CTRL+ALT+DEL on this computer : CTRL + ALT + DEL を別のキーとして解釈させるか
Dim inactive displays : 非アクティブなディスプレイを暗くする
Start in diagnostics mode : 診断モードで起動する
Show tray notifications : 通知トレイに表示するか
1.4 使ってみよう
ディスプレイレイアウトを設定していれば、別のクライアントにディスプレイマウスが移動出来るようになっているはずです。移動出来ていればOKです!
使い勝手としては、たまに画面の切り替えでひっかかることはありますが
特に今のところ困ることはなくシームレスに切り替えが出来ているかなという感じです。
2. 注意点
2.1 プランについて
無料プランでは、ファイルのD&Dやクリップボードのシェア、パスワード設定など諸々使えません。
なので、フリープランはあくまで動作確認用として考えておいた方が良いです。
とくに無料プランでは30分ごとにアプリの再起動が必要になります。
なので、まずは試して見たいという場合は無料プランで動作テストするのがいいですね!
で、特に注意する点は Nuber of screens です。
これは、使用しているディスプレイの枚数なので、ディスプレイが多くない人は
スタンダードプランでも大丈夫ですが、自分のようにディスプレイを5枚使っている場合だと
Proプランじゃないとダメでした・・・
3. プランの金額
スタンダードプランの価格では 14,571円
プロプランは24,289円
となっており結構高いです。(2024/02/11時点)
なので、無料プランを使ってみて本当にいいな!と思ったらスタンダード、プロプランにするのが
いいかなと思います。
ライセンスは買い切りなので、一回買えばずっと使えます。
ただし、アップデートに関しては12ヶ月間なのでアップデートが必要になる場合は
ライセンスの購入が必要になります。(30%オフで購入は出来る)
4. 終わりに
自分は環境として結構つかえるとは思いましたが、必ずしも必要では無く
運用によっては使う必要もないものなので(USBの切り替え機使うとか)
必要であれば購入をしてみるのもいいのかな?という感じでした。
あと今はめちゃくちゃ円安なので結構高いです・・・
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