【Win11】正常性ツールでWin11をインストール出来るか確認しよう!【Upgrade】

2022年2月15日

アザラシです。
そういえばWin11が年内には来る?ようなので、そろそろ正常性ツール試してみるか。
と思い今回試してみましたが、なかなかに面倒だった為躓いた点をメモしておきます。

(内容を書き置いていた為、まだWin11が来ていない世界からお送り致します)

0.前提条件

・Win10の入ったPCを持っていて、Win11のアップグレード要件を満たしているPCを所持している事
https://www.microsoft.com/ja-jp/windows/windows-11-specifications
自分の場合ですと、
■ プロセッサ要求
 1 ギガヘルツ (GHz) 以上で 2 コア以上の64 ビット互換プロセッサまたは System on a Chip (SoC)
  -> 利用CPU : AMD Ryzen 5 2600
■ メモリ要求
 4 ギガバイト (GB)。
 -> メモリ 32GB
■ ストレージ
 64 GB 以上の記憶装置
 -> 250GB SSD
■ システムファームウェア、TPM
 UEFI、セキュア ブート対応。トラステッド プラットフォーム モジュール (TPM) バージョン 2.0。
 -> asrock b450 steel legend
■ グラフィック
 DirectX 12 以上 (WDDM 2.0 ドライバー) 
 -> GeForce RTX3060

システム要件は満たしていますので、インストールは出来そうですね!
他にもディスプレイの要件やインターネット接続の要件がありますが、今日日満たさないものを
使っている人は少ないと思いますので、無視。

・PC正常性ツールをインストールしている事
先ほどのリンクから、PC正常性チェックアプリ をクリックする事でダウンロード出来ます。

1.早速チェックだ!!

PC正常性ツールをインストールし、起動するとこのような画面になります。
この画面の 今すぐチェック をクリックする事で、要件を満たしているかを確認出来ます。

そう来ると思った。ちなみに記事にする前にもう一個問題があったのですが、
tpm2.0 を利用出来るように変更してください。というエラーが出ていました。
そちらは記事にする前に修正してしまいましたので、エラーからは消えています。

2.TPM2.0を有効にする

参考リンク : https://setup-lab.net/windows11-asrock-tpm/

上記のブログが大変参考になりますので、そちらを見た方が早いかと思いますが
一応こちらでも同じ事を記載しておきます。
(ASRock のBIOSでの説明になります)

PCを再起動後、すぐに F2 を長押し、もしくは連打しておく事でBIOSメニューに入ります。
BIOS画面に入ったら、 Advanced -> CPU Configuration -> AMD fTPM switch を選択し、
Disabled から AMD CPU fTPM に変更します。

変更後、Exit メニューから、Save Change and Exit を選択します
(設定を保存し、再起動が行われます)
再起動後、正常性ツールを再度起動しエラー項目から消えていればOKです。

3.PCセキュアブートをサポートしている必要があります。

参考リンク : https://blog.mizarsid.net/2021/07/05/bios-win11/

もう一つのエラーの、セキュアブートをサポートしている必要があります。
BIOSから起動モードをUEFIに変更するのと、ストレージの起動パーティションが
GPTになっている必要があるそうです。
という事なので、まずは自分のストレージがGPTになっているのかどうか確認しましょう!

3.1 起動パーティションの確認

コマンドプロンプトを管理者権限で開くか、パワーシェルを管理者権限で起動します。
■ cmdの場合

■ powershellの場合
ウィンドウズキー + x を押したあと a を押す。

cmdもpowershellでもやることは同じなので、cmdで解説します。

管理者権限でcmdを開いたら、diskpart を打ち込んで実行します。

打ち込むと、diskpart が起動し、このような画面になるので、
list disk と打ち込みます。

打ち込むと、このようにディスク一覧が出力されます。
GPTに※が付いていると、GPTになっています。(何かずれているけどね)
今回、GPTにしたいのはディスク2(windows10が入っているストレージ)ですが
なっていないようなので変換します。

exit でDISKPART を終了させます。
終了後、 mbr2gpt を利用して、変換を行います。mb2gptは MBR を GPTに変換してくれる物ですが、
win10をアップデートしていれば、利用出来ると思います。

mbr2gpt /validate /disk:2 /allowFULLOS
上記のコマンドで、まずは変換出来るかのチェックを行います。
コマンド実行時のオプション解説
/validate 変換出来るかのチェック
/disk:2 変換するディスク
/allowFULLOS Window実行中に行う場合は必ず入れる

実行後、このような感じで Validation completed successfully と出ていれば問題ありません。
いざ変換!
変換するときは、 mbr2gpt /convert /disk:2 /allowFULLOS
と入力し、実行します。

でたー!!!!!エラー吐いた!!!!
Cannot find room for the EFI system partition.
とりあえずエラーで検索して見たところ、システム実行中だと容量足りなくて変換出来なかった。
という記事を書いている人がいたので、試した所ダメでした。

3.2 Cannot find room for the EFI system partition.

セーフモードメニューから、コマンドプロンプトを実行してやってみてもダメでした。
原因が分からなくて困ったなぁ、と調べていたところ
https://www.tenforums.com/drivers-hardware/109535-need-help-mbr2gpt.html
未割り当て領域を作って上げる事で出来ます。と、書いてある物を見つけたので試してみます。
と思って、試した所未割り当て領域を作る事のにも失敗しました。

色々試してはみましたが、結局どれもダメだったので
素直に新しくSSDを買ってGPTでフォーマットしてデータ移動しようと思います。
(最近容量不足なのもあるし)

3.3 仕方ないので500GBのSSDを購入

Cドライブの容量も少なかったので、良い機会だと思い500GBの容量のSSDを購入。
購入したSSDを裸族のお立ち台でクローンを行い、デスクトップに接続しました。

3.4 まずはディスクのパーティションを整理

500GBのSSDにクローンしたのちに、ディスクの管理を確認すると未割り当て領域が出来ています。
裸族で容量が少ない物から大きい物にクローンすると大体このようになります。
調べた所、未割り当て領域があるとダメという記事も見たので一旦未割り当て領域を結合しようと思います。

結合するにあたって回復パーティションが間に挟まっているとどうも結合出来ないので
こちらをまずは削除します。

パワーシェルで回復パーティションを削除していきます。
list disk でまずはディスク一覧を確認。今回消したいパーティションがあるのはディスク 2 なので
ディスク 2 を選択します。

その後、 list partition でパーティション一覧を確認します。
確認すると、 プライマリと回復という物が出てくるので
select partition 2 で回復パーティションを選択。

最後に delete partition override で削除します。
うっかり消したくないパーティションを選択しないよう細心の注意を払ってくださいね。

無事回復パーティションが消えているので、まずは未割り当て領域を結合します。
ディスクの管理で 青い方のパーティションを右クリック -> ボリュームの拡張 を選択


ボリューム拡張ウィザードを開始します。

そのまま次へを押して、最大領域を当ててもらいます。


無事、最大容量になったのでOKです!
では、いよいよGPTに変換します。

3.5 MBR -> GPT 再チャレンジ

まずはGPTに変換出来るかを確認します。
powershell で mbr2gpt /validate /disk:任意のディスク番号 /allowFullOS

あれ・・・できなくなってる・・・
原因を調べてみると、パーティションにシステム予約済み領域がないという事で
OSが見つからなかったという事になっている模様。ついに詰んだか?

先ほどせっかく拡張しましたが、500MB分の空き領域を作りpowershellで以下のコマンドを打ちました。

こんな感じになりました。気を取り直して、MBR->GPTが出来るか再度チェックします。
まずは一度PCを再起動します。
その後、mbr2gptでチェックします

よかった・・・出来るようになってた・・・という事で、変換してみるぞ・・・

このたった一行を見るためだけにめっちゃ時間掛かったな・・・(ゲッソリ
てかなんかエラー出てるけどとりあえず、boot画面からUEFIに変えます!

BIOS画面はこんな感じで設定を変えました。
さ・・・正常性ツールで確認してみようね。

4.最後の確認


よっしゃぁ!無事に要件を満たしました!
これでもうやることはアップデートするだけですが、しません。
安定したという話が出るまではアップデートしません(鋼の意思

5.終わりに

結構疲れました。二度とゴメンだね。