【nodist】Windowsでnode.jsのバージョン管理ができるnodistを使おう

2019年10月13日

※サーバー破損の影響で画像が消えています。すみません※

アザラシです。
web制作などをすると、node.jsが必須とも言えるぐらいに使いますが、
Windowsでnodeを扱うのは面倒くさそう・・・と思っていました。

調べてみると、Windowsでは nodist というもので
バージョン管理ができるようです。
インストール、導入までを記事にします。

0.参考サイト

nodistでNode.jsをバージョン管理

1.インストーラーのダウンロード

nullivex/nodist
上記のリンクから、nodistのインストーラーをダウンロードします。

現状最新版の v0.9.1 の NodistSetup-v0.9.1.exe
をダウンロードしました。(上記のスクリーンショット参考)

2.nodistのインストール

一応アザラシの環境を書いておきますと、
Windows10 64bit の環境で実行しております。

ダウンロードした NodistSetup-v0.9.1.exe を実行すると、
インストールウィザードが立ち上がりますので、
ウィザードに沿ってインストールを進めていきます。
インストールが終わった時点で、環境変数にPATHが追加されていますので、
cmd、もしくはpowershellでインストールされたかの確認をします。

3.nodistの確認

powershellで確認する場合
Windowsキー + x を押下後、 aキー で powershellが実行できます
その後、powershellが起動されたら、

nodist -v

と打ち込むことで、nodistがインストールされていることの確認、
及び、環境変数にPATHが通っていることの確認ができます。

コマンドプロンプトで確認する場合
Windowsキー + r を押下後、ファイル名を指定して実行のところに
cmd
と打ち込み、OKを押すことでcmdが立ち上がります。
その後、powershell同様に、

nodist -v

と打ち込むことで、nodistがインストールされていることの確認、
及び、環境変数にPATHが通っていることの確認ができます。

4.LTS(LongTermSupport)バージョンのnodeをインストールしよう

nodistをインストールした時点で、nodeも一緒にインストールされています。
しかし、LTS版のほうが使用するにあたって安定しているので、そちらを
インストールしたいと思います。
一旦現状入っているnodeのバージョンを確認します。

node -v

とcmd もしくは powershell で打ち込むことで確認できます。

自分がインストールした時点では、
v11.13.0のnode.jsが入っていました。
しかし、LTS版はv10.16.3 なので、こちらをインストールします。
ちなみに、インストールできるバージョン一覧を確認できます。

nodist dist

と打ち込むことで、現状インストールできるバージョン一覧を確認できます。

このような感じで一覧が出ます。
今回インストールする v10.16.3 もありますね。
では、実際にインストールしてみましょう。
インストールするためのコマンドは

nodist + v10.16.3

と打ち込むことでインストールができます。

実際にインストールされているかを確認するためには、

#インストールされているnode一覧
nodist ls

上記のコマンドで確認できます。

実際に使用するバージョンを切り替えるには
以下のコマンドにて変更できます。

#バージョンの切り替え(インストールされているものに限る)
nodist use v10.16.3

先程のコマンドはあくまでも、nodistでの切り替えなので、
実際に使用するnodeのバージョンが変更されているかの確認は
以下のコマンドです。

#現在使用しているnodeバージョンの確認
node -v

以上でバージョンの切り替えなどはできるのですが、
cmdを一度閉じると、切り替えたバージョンがもとに戻ってしまっています。
常に選択したバージョンを使用したい場合は、
以下のコマンドで変更します。

#globalでつかうnodeバージョンの変更
nodist global v10.16.3

上記を実行した後、nodist ls をコマンドを実行すると、
該当バージョンにglobalが付与されているかと思います。
先程のスクリーンショットだとすでについていますが、先に実行していた為
ついていました。

5.nodeバージョンに最適なnpmをインストールする

npmはnodeバージョンに最適なものをインストールしないと、不具合が
起きることがあります。
ですので、npmのバージョンを変更する必要もあるのですが、
いちいち調べてインストールするのは大変です。

nodistには、その悩みを解決するためのコマンドが用意されています。
以下のコマンドを打ち込むことで、現状使用しているnodeバージョンに
最適なnpmをインストールしてくれます。

#nodeバージョンに対して最適なnpmバージョンをインストールする
nodist npm match
#npmバージョンの確認
npm -v

6.終わりに

以上でnodeを使う準備は整いたました。
インストールからバージョンの変更などはそんなには難しくないので。
nodistを是非使ってみてください。

余談ですが、ちょっと前のバージョンのnodistだと
npm matchができないバグがありましたが、
それが最近解決されていました。よかったー。